返歌

大切な貴方の文章を読ませてもらった。恋と愛について、好きと愛してるについて。最近私が考えていたことでもあったから、ちょっとドキッとした。貴方にはそういうところがある。人が考えてることを読み取るっていうか、感じ取る力。だから疲れちゃうんだろ…

夢の話

夢を見た。夢の中で私は眠くて眠くて仕方がなかった。これまでの人生で感じたことの無い眠気であった。夢の中の景色には常に濃い霧がかかっていて、そこで出会う人々の顔は誰も彼もが霞んでいた。眠気と濃霧のせいで誰と話しているのかも分からず、私はただ…

静寂

あれは空気がどこまでもキンと冷たく澄んでいた冬の日だった。その日は昨晩に珍しく晩酌をしていなくて、布団の中でお互いを暖め合いながら日付を超える前に眠ってしまっていた。そして早く目が覚めてしまったのだ。元々長い時間眠るのは僕ら二人とも好きで…

拝啓 貴方

激務の日々が続く。仕事は思ったように上手くいかないし、身体は毎朝重くなんだか前程よく動かない。「体壊さないようにね」なんて声を色んな人からよくかけられるけど、数ヶ月前から具合が絶好調な日なんてないように思えるから、これからもそんな日が来る…

冬。オリオン座。好きな人。

どんなに疲れてても眠くても、毎晩1時間は本を読むことにしている。「働く為に生きるような大人にはなりたくないなぁ」なんて言っていた僕も、大学を卒業して半年たった今、そんな大人になっていた。 それを否定するために、本を読んでいた。朝9時過ぎに出社…

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み〜人参とマンゴーのソース〜

時折、「私は何故ここに居るのだろう?」と考える。ここというのは、具体的な場所の事では無く、大きな言葉で言えば社会、世界、この世の事だ。何故私はこの世界で生きているのだろう。何のために?それはふとした瞬間。ある時は自転車を漕いでいるし、ある…

執心2

「今日はどうしますか」 美容院で椅子に案内され、鏡の前で尋ねられる。ミルクティーアッシュの髪を高い位置でお団子にしたまつ毛の長い美容師。何故美容師とはいう人種は揃いも揃って学生時代にはスクールカースト上位でした、みたいな雰囲気が出ているのか…

執心

帰宅してシャワーを浴び、濡れた髪のまま玄関前で煙草を吸う。風が生ぬるく、心地いい。カポーティの「ティファニーで朝食を」を読みながらぼんやり煙をくゆらせているとアパートの階段を上る音がする。 「お疲れ様」 「ん、お疲れ、荷物部屋に入れれば」 「…

闇と聞いて何を思い浮かべますか。

お久しぶりです。辞めた訳ではありませんでした。ただ何となく何も考えず健康に(?)生きていたので文章を書く脳になっていなくて何も書けずにいました。書きたい気持ちはあったんだけどね。そういう時、私にはやっぱり文章を書く才能というものは無いんだろ…

泥酔

最近毎日二日酔いみたい。別に毎日呑んでるとかそういう訳ではなくて、精神的にも身体的にも毎日重い、、、って感じ。昨日のこととかよく思い出せないし、何なら今日は数時間前のことも思い出せなかった。記憶にもやがかかったみたいになってしまってて、寝…